白昼夢、或いは全部勘違い

白昼夢、或いは全部勘違い

コンテンツの消費

最近買った漫画と、人と人の話

最近、「人と人が交流するとはなにか」を考えている。
他人は他人だ。違う生き物だし、何を考えているか知ることはできない。
仮に知ったとしても、それを正しく理解することも出来ない。
「違う」を「違う」のままにしておくことのできる、「理解」に基づかなくても不安にならない確固たる関係が欲しい。

先日大森さんが出演した番組(そのうち詳しく書きたい)で「共感」と言う言葉が重要語句として登場した。
大森さんは「いいね!わかる!」と述べたとしても、自分のものと相手のものは完全に一致しないことと、それに気がつかないことの危うさを指摘していた。(多分)
私は「いいね!」に過敏なタチで、「お前に何がわかる」と思いつめた結果、はてなスターはブログから排除したし定期的にtwitterアカウントは削除する。
(友人のみなさんには気を遣わせて申し訳がない。)

と言うことを考えながら、最近読んだ漫画から特に印象深いものをピックアップする。

親を亡くした女子中学生と、彼女を引き取った叔母のお話。
少女と女性や、女性を取り巻く人々との関係が生々しく、また羨ましい部分もある。
私は、年齢だけみれば「大人」と呼ばれる部類なのだけど、私より若くても能力のある人は幾らでもいる。
けれど、私にも自分よりも年上の憧れていた人が確かにいたはずなので、そうなることができているのか、そうなるにはどうしたらいいのか、そもそも年齢などという枠組みはどうでもよく、人が対1人の人間として関係を深めることが大切なのか、などということを考えた。
ともかく、もう少し人と対話しよう、と思う作品であった。

ふしぎなともだち (EDGE COMIX)

ふしぎなともだち (EDGE COMIX)

主要登場人物は男子大学生2人で、彼らは出会い、交流を重ね、恋愛関係に発展する。
いや、発展というには語弊がある。
縁も友情も理解も恋も、全てを手放さずに全ての感情を包含した関係を築く。
夫に読んでもらったところ、「漫画だった」という感想が返ってきた。なんとフラットな漫画読みの感想だろうか。
私は夫のこのような感性が好きだ。

私は幼い頃から漫画が大好きであったが、漫画の話を生身の人とする機会は今まで殆ど無かった。
が、最近はトークイベントであったり友人と話したりと、その機会が増えた。
漫画の話をすることは、私にとっては自己開示と大差がないので酷く怖いことだ。
けれど、人と漫画の話をするのは、楽しい。
ので、その機会を少しずつ設けることができているのは、いいことだなぁと自分で思う。