白昼夢、或いは全部勘違い

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最近観た映画まとめ

容赦のないネタバレ

バグダッド・カフェ
「どんな映画?」と聞かれると大変に難しいのだけれど、とても優しい映画だった。

ザ・シェイプ・オブ・ウォーター
大人のためのおとぎ話。
「いくらおとぎ話といえどそれはそれで大丈夫なのか」とハラハラしたりしなかったり。
レイシャルなジョークが散りばめられた往年の映画への反省や反抗を込めて、レイシャルなジョークを詰める様にゲラゲラ笑ってしまった。
印象深いのは、「いつまで自分がまともであることを証明し続ければよいのか?」という台詞に他ならず。

リメンバー・ミー
事前に友人から「歪んだ認知にガツンとくるよ」と言われたものの、「他所の家のことだなあ」と私の認知には影響せず。
「家族」と「夢追い」はアウフヘーベンして終わった。
メキシコの死生観や葬いかた、死者の迎え方や死後の考え方に興味津々、他文化を知ることは自己理解を深めるための第一歩だ。

ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル
元々「ジュマンジ」のゾクゾクする太鼓の音や、ホラーでもないのに泣き叫ぶほど恐ろしいところが好きだったのだけど、本作は地続き感は余りなく、スカッとした作品だった。
所謂若者言葉をテンポよく当てはめた翻訳に舌を巻く。
出来心で初めて4DXを選んだのだが、「エンターテイメントの特盛」という感じだった。

パシフィック・リム アップライジング
これも前作が好きだったので観に行く。
人様の言葉を借りると、本作は戦隊モノだと。とてもしっくりくる。

君の名前で僕を呼んで
字幕版をみてから吹替版も見た。
字幕版の方がより耽美な印象にはなったが、吹替にも吹替の良さがあり、特にオリヴァーの繊細かつ社会的な重圧に葛藤する様は吹替の方が伝わってきたように思った。CV津田健次郎よ。

七人の侍
これも、午前10時の映画祭。
207分の超大作なんだけど、3夜連続のドラマくらいのボリューム感で山がいくつもあるから全く飽きない。
勧善懲悪ではない、生々しい当時の「生きるとは」を扱いつつもコミカルさは失われず、含蓄のあるエンターテイメントという印象。
菊千代かわいいよ菊千代。

ガザの美容室
鑑賞前「ガザも大変だけど強くやって行くわよ!」みたいなコミカルさを想像していた私は馬鹿だった。
ガザでコミカルにやっていけるわけがというか、「大変だけど強くやっていくわよ!」で描ける点が私の想像の及ぶところにない、それがガザの現状なのだと思い知る。
鑑賞後は新しいリップが買いたくなった。CHANELとか。買わなかったけど。

万引き家族
そう!これ!こういうの!!!これが!!!是枝映画!!!と思いました。
私はこういう映画が大好き。
現実のままならなさと、人が生きているということを痛感したい。
心を切り刻むような映画が好きなんだよ。

カメラを止めるな!
「面白い/面白くない」で言えば、面白かった。何度も笑ったし。
もっとフラットな状態でさっさと観に行けばよかった。
みんなが「すごいネタバレ」って言ってる構図に開始1分くらいで気づいてしまい、「早うバラしてくれんかな、そっからが面白いんだよね」と思いながら観てた。
終演後すれ違った人は「あれは騙されるよねー」と言っていた。
面白かったけど、私向きの映画じゃなかったんだろうなと思う。
娘役の子が良かった。現実にいたらうっとおしそうなところが良かった。